case1:人工ゼオライトを原料とした吸着資材の開発
民間 | 2008年 / 四国 |
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目的 | 火力発電所から発生する廃棄物の有効利用 対象物質: |
■形態
民間企業共同研究 電力関連企業様
■研究概要
化石燃料使用時に発生する石炭灰の有効利用方法の1つとして人工ゼオライトの原料として使用されています。人工ゼオライトには様々な機能があり鉛やカドミウム等のカチオン種である重金属類に対し吸着効果を有しています。しかしヒ素やセレンなどのアニオン種に対しては不活性であり、人工ゼオライトの重金属類吸着機能の拡張を目的とした研究・開発を電力会社様と共同で行いました。
■成果
・人工ゼオライト表面部への特殊加工を施すことでヒ素やセレン等のアニオン種に適応可能な新規素材CAMZシリーズを開発
従来の人工ゼオライトが有するカチオン種吸着機能も維持しておりカチオン種、アニオン種の同時吸着が可能に
・関連特許2件取得(特許第5037950号:水質浄化剤及びその製造方法、特許第5001202号:環境浄化剤の製造方法)
・国土交通省 新技術情報提供システムNETIS登録「CAMZシリーズを用いたオンサイト対策」SK-130017-A